プレIPO投資、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタルの違い
要点
- ベンチャーキャピタルは、新たに発行される株式でアーリーステージの企業を支援する。
- 伝統的なプライベートエクイティは、成熟した企業を、多くはバイアウトによって買収する。
- プレIPOのセカンダリー投資は、IPOの近いレイターステージ企業の既存株式を取得する。
- 主なリスクは、事業の失敗から、価格、流動性、イグジットの時期へと移る。
この三つの用語はしばしば同じ意味で使われるが、企業のライフサイクル上の段階と、リスクの性質はそれぞれ異なる。
| ベンチャーキャピタル | 伝統的なプライベートエクイティ | プレIPOのセカンダリー投資 | |
|---|---|---|---|
| 企業の段階 | アーリー。シードから成長段階まで | 成熟しており、多くは黒字 | レイターステージでIPOに近い |
| 典型的な投資対象 | 事業モデルが未検証のスタートアップ | 中小企業、バイアウト | 評価額が10億米ドルを超える確立したユニコーン企業 |
| 株式の取得方法 | 資金調達ラウンドで新株を取得 | 支配権または過半数の取得 | 従業員、創業者、初期投資家から既存株式を取得 |
| 主なリスク | 事業の失敗 | レバレッジと事業の実行 | 流動性の欠如、評価額、イグジットの時期 |
| 想定されるイグジット | 後続のラウンド、買収、IPO | 事業会社または他のファンドへの売却 | IPOまたは事業会社による買収 |
| 保有期間 | 長期。多くは7年から10年 | 通常は3年から7年 | イグジット事由が生じるまで。時期は保証されない |
投資家にとっての選択の意味
- ベンチャーキャピタルは高い失敗率を受け入れる代わりに、少数の企業から突出したリターンを得る可能性を求める。
- 伝統的なプライベートエクイティは、成熟した事業の業務改善と財務面の構造化に依拠する。
- プレIPOのセカンダリー投資は、すでに市場で検証された企業に集中し、主なリスクを価格、流動性、時期の側面へ移す。
いずれの手法も損失のリスクを取り除くものではない。評価額、構造、条件は案件ごとに異なり、個別に検討しなければならない。